『オタク市場の研究』 264P 1890円
(野村総合研究所オタク市場予測チーム 東洋経済新報社)
第1章 オタク概論
第2章 オタク行動理論
第3章 オタクマーケティング論
第4章 オタク事業戦略論
第5章 オタク市場の概要
ISBN 4−492−55541−2
アマゾン → http://tinyurl.com/eu988
BK1 → http://tinyurl.com/kpjar
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◆ 内容と感想
野村総合研究所といえば、GTAが生まれる前からある日本初の
民間シンクタンクです。
株式会社野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/
その野村総研がチームを組んで研究しているのが「オタク」です。
帯には「オタク人口170万人、オタク市場規模4100億円」と
書かれています。
ページをめくると、とてもまじめな考察が並んでいます。
オタクも研究されるところまで来たんだなあ、と思うと、
ちょっと感動……はしませんけどね。
ひと昔前、オタクということばが生まれた頃よりも、
ずっと山は高くなり、裾野も広がっているようです。
「ファッションオタク」ということばがあるとは、
さすがに知りませんでした。
ここまでオタク市場というものが広がってきたのならば、
真っ向からそれを見据えた事業展開もおもしろいかもしれません。
商品開発に全力を注げば、広告宣伝費はそれほど必要ではない。
そんな気もします。
品質評価は厳しいでしょうけど、課題はそこだけではないかと。
オタクを知りたい、極めたい。
あるいは「オタクなんて……」と思っている。
そんなあなたにおすすめqの一冊です。
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◆ 今日の「学び」
自分の「好き」を一度は疑うのもいい。
けれど、極めてみるのもいいかもしれない。
突き抜けてしまえば、異端は異端でなくなる世界があったりする。
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