『トニー流 幸せを栽培する方法』 133P 1000円
(トニー・ラズロ ソフトバンククリエイティブ)
<芽の章>
1 「嫌い」は禁止
2 ほどほどに
3 中毒は自ら選べ
4 「訊いてみよう」主義
<樹の章>
1 躁と鬱のまんなかで
2 我よいこと思う、ゆえによい我あり
3 それでも人を信じよう
4 したいこと・できること・やるべきこと
5 節目を前にして
6 自立してから結ばれよう
<実の章>
1 「黄金律」より「黄金判断力」
2 こっそり「一日一善」
3 私の幸せ、あなたの幸せ
4 愛するために生まれたのだ
5 平和は訪れるのを待つものではない
6 どうぞご一緒に
ISBN 4−7973−2763−4
アマゾン → http://tinyurl.com/cmapp4
BK1 → http://www.bk1.co.jp/product/2620661/p-GTA68226
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◆ 内容と感想
トニー・ラズロさんは多文化共生を研究するNGO「一緒企画」を
運営しています。
妻の小栗左多里さんの本(『ダーリンは外国人』シリーズ)に
出てくるのをご存じの方は、どれくらいいるんでしょうか。
「一緒企画(ISSHO)」(リニューアル中)
http://www.issho.org/
トニー・ラズロ
http://talking.to/tony/
『トニー流 幸せを栽培する方法』は、
トニーさんの考える幸せの探し方と育て方を書いたものです。
あわせて、世界のことわざや格言、思想なども紹介しています。
章ごとのタイトルを見てもわかるように、ちょっと理屈っぽいです。
でも、そこがおもしろい。
読んでいて驚いたのは、トニーさんが日本をよく知っていること。
ちょっと考えれば、ずっとこの国に住んでいるんだから当たり前の
ことなのに。
外国人は日本に不慣れ、なんて思いこみがまだ自分の中にあった。
このこと自体が静かな衝撃でした。
印象に残ったのは、引用されているバーナード・ショーのことば。
「自分が人からしてもらいたいことは、決して人にするな。
趣味が違うかもしれないから」
相変わらず、ひねくれてるね、ショーさん。
と思わずつぶやいちゃいました。
本に書かれているんだから、ずっとひねくれてるんですけどね。
トニーさんと一緒に居酒屋ででも呑みながら、
なんだかんだと話してみたくなる一冊です。
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◆ 今日の「学び」
しあわせもふしあわせも、自分が決めるもの。
誰かと比べても意味はありませんよね。
あなたにとってのしあわせってどんなものですか?
一度、じっくり考えてみるべきかも。
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